CHRISTMAS TREE

BABEL OF THE OCEAN #NATURE TAKES IN

東京エディション虎ノ門では、ホテルが一層賑わいを増すホリデーシーズンに、今伝えたいメッセージをクリスマスツリーに託して展示いたします。今年は改めて、環境問題へ意識を向けるきっかけにしたいとの思いから、海ごみをモチーフにアート作品やプロジェクトを展開する現代美術作家の藤元明氏とコラボレーションしました。同氏による作品「Babel of the Ocean #Nature takes in」が31階ホテルロビーを華やかに彩ります。

ごみは社会のシステムから外れ海へと溢れ出し国境を越え海岸へと漂着します。作者は日本各地の海岸で海ごみを採集し、熱で溶かしながらプレスした海洋プラスチックを素材に絵画作品として提案する一方で、延々と漂着し続ける同素材を建材として「海のバベル」を世界への問いのシンボルとして立ち上げます。本展示では作者が海岸で見る漂着ゴミが自生する植物に取り込まれ生態系の一部になっていく様子にインスピレーションを得て、Lobby Barの植栽と融合した「Babel of the Ocean #Nature takes in」を提案します。 

 

藤元 明

1975年東京生まれ。東京藝術大学デザイン科卒業、同大学院修了。コミュニケーションリサーチセンターFABRICA(イタリア)に在籍後、東京藝術大学先端芸術表現科助手を経て、アーティストとして国内外で活動。エネルギーを根幹のテーマとし、環境や社会における現象をモチーフにアートプロジェクト、インスタレーション、映像、絵画作品を展開。海ごみのプラスチックを溶かし作品化する「Last Hope」シリーズ、映像作品「FOUNTAIN」シリーズなど。主なアートプロジェクトに「2021」、「NEW RECYCLE®」、原爆や戦争、災害など社会的喪失の記憶をテーマとした国際プロジェクト「FUTURE MEMORY」など。2015年より都市の隙間を活用する「ソノ アイダ」を主催している。